朝、着る服が決まらない。ふっくらOLミサキが結局いつもの服を選ぶ理由
朝、クローゼットの前で止まる。
時間はない。
着ていく服なんて、昨日の夜に決めておけばいい。
分かってる。
でも、できない。
今日もハンガーを一本ずつ動かしながら、
「これじゃない」
「今日はこれも違う」
とやっている。
そして結局、いつもの服を手に取る。
だったら最初からそれを着ればいいのに。
毎朝、私は同じことをしている。
昨日は着られたのに、今日はなんか違う
服って不思議だ。
昨日は普通に着ていたのに、朝になると急に似合わなく見える日がある。
鏡の前に立って、お腹まわりを見る。
横も見る。
一度座ってみる。
「うーん」
悪くはない。
でも、これで会社に一日いるのは嫌かも。
そんな微妙な違和感。
ふっくら体型の私には、この「一日着ていられるか」が結構大事だったりする。
朝は平気でも、夕方になるとウエストが苦しい服。
座った瞬間、お腹まわりが気になる服。
立っている時はいいのに、デスクに座ると落ち着かない服。
見た目だけなら候補はいろいろある。
でも会社で8時間着るとなると、話は別だ。
結局選ぶのは「気にしなくていい服」
私が一番よく着る服は、たぶん一番おしゃれな服じゃない。
着た瞬間に、
「今日はこれで大丈夫」
と思える服。
座っても苦しくない。
腕を伸ばしても気にならない。
お昼を食べたあとも、お腹をずっと気にしなくていい。
鏡を見るたびに服を直さなくてもいい。
こういう服は強い。
会社には仕事をしに行くのだから、服のことを一日中考えたくない。
朝の私は、たぶん服を選んでいるようで、
今日一日、自分の体型を気にしなくて済む服を探している。
「痩せたら着よう」の服もまだある
もちろん、クローゼットの中にはある。
ちょっと細身のワンピース。
ウエストがきれいに見えるパンツ。
買った時は、
「少し痩せたら絶対かわいい」
と思った。
まだ痩せてない。
だからまだそこにいる。
たまに出して着てみる。
そして静かに戻す。
捨てるほど嫌いじゃない。
でも今日着たいわけでもない。
こういう服、たぶん私だけじゃないと思う。
朝から自分にダメ出ししたくない
以前は、着たい服が似合わないと、
「また太ったかな」
とか、
「痩せなきゃ」
とか、
朝から余計なことを考えていた。
でも、それをやってから会社に行くと、なんとなく一日まで重たくなる。
だから最近は、似合わない服と戦うのをやめた。
今日は今日で着やすい服を着る。
それでいい。
こういう、ちゃんとして見えるのにラクなパンツなら、朝の「これで大丈夫かな」が少し減りそう。
最近ちょっと気になっているのが、ウエストがラクなネイビーのワイドパンツ。
痩せたら着たい服は、その時また着ればいい。
少なくとも朝7時台の私は、自分の体型について反省会をするほど暇じゃない。
そして今日も、いつもの服
何枚も出した。
鏡も見た。
少し悩んだ。
それなのに今日も、結局よく着ている服になった。
会社の人から見れば、
「また似たような服着てる」
くらいかもしれない。
でも私は知っている。
これなら一日、服のことを忘れていられる。
それって私には、かなり大事なことだ。
明日の朝もたぶん迷う。
そしてまた、いつもの服を選ぶ。
それでいい。
だって会社に着いた頃には、朝あんなに悩んでいたことなんて、たぶんもう忘れているから。
